石油・天然ガス井
 
 国内における石油・天然ガス開発は、秋田県、新潟県、千葉県を中心に行われております。石油は我が国での使用量と比較すると微量ですが、天然ガスは国内供給量の約4%相当を生産しています。天然ガスは燃焼時の熱量が大きいだけでなく、二酸化炭素の排出量が石油や石炭と比べて少ないという特徴があり、地球にやさしいクリーンなエネルギー資源として注目されております。

 水溶性天然ガスは、ガス層に共存するかん水に、炭化水素ガスが溶解している状態で賦存しています。坑井を掘削し、このかん水を汲み上げ、かん水からガスを分離して使用します。また、このかん水には、高濃度のヨウ素が含まれていて、これを精製したヨードは、主に化学・医薬関連製品の原料として利用されています。我が国は、世界の2大ヨード産出国の一つで、世界に誇れる地下資源です。 

 天然ガス噴出試験(試ガス)
■石油・天然ガス井の掘削と仕上げ
 坑井は、ロータリー式掘削により掘削され、一定区間の掘削が終了するとその区間にケーシングパイプという鋼管を挿入し、坑壁とケーシングパイプの間隙にセメントを充填します。掘削中は、泥水を循環して、掘屑の排除や泥水柱圧力より、石油や天然ガスの噴出を制御します。また、掘削装置には、暴噴防止装置(BOP)を取り付けてあり、緊急時に坑井を密閉することができます。

 掘削が終了し噴出テスト(試ガス)で生産に移行できるガス量が確認されれば、チュービングパイプ(生産用鋼管)をセットし、地上には安全のためのバルブを幾段にも重ねたクリスマスツリーと呼ばれる装置(安全装置)が取り付けられます。石油や天然ガスは、チュービングパイプの中を通って、地上に上がってきます。

 天然ガス井坑内模式図
 
■天然ガスの生産フロー 
 クリスマスツリーから出た天然ガスは生産プラントへ送られます。生産プラントではガスに含まれる坑水・砂・油・炭酸ガス等、様々な不純物を取り除きクリーンな状態に調整をします。また、精製した天然ガスは、利用されるガスの熱量に合わせて、熱量調整も行います。INPEXの生産プラントは、安定供給のため24時間体制で天然ガスの需要量を監視し、一般家庭・大口需要家(工場)にガスを届けております。
 
天然ガス井から需要家までの生産フロー
 
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